山口・阿知須の洋菓子店にカフェ-フランスの田舎をイメージ

写真奥=「菓子工房 ロワゾブルー」に新しく設けられたカフェスペース

写真奥=「菓子工房 ロワゾブルー」に新しく設けられたカフェスペース

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 山口・阿知須のきらら浜近くにある洋菓子店「菓子工房 ロワゾブルー」(山口市阿知須、TEL 0836-65-1005)は5月18日、店内にカフェコーナーを設けた。

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 カフェコーナーの面積は約5坪で、席数は10席。夏には、テラス席を10~15席設ける予定だという。昨年10月にオープンした同店は、フランスの田舎にある洋菓子店をイメージして作られている。本場・フランスの洋菓子店には通常カフェスペースがあることから、同店でもいずれカフェを開くつもりでスペースを用意していた。

 同店の定番商品は、チョコレートムースの中にクリームブリュレが入った口どけのいい「メティス」(420円)、タヒチ産バニラビーンズのムースの中に赤いベリー類フルーツが入った「バカラ」(420円)。白ワインのムースとラズベリージュレを重ねた「キールフランボワーズ」(380円)は、初夏の季節限定商品として登場した。

 カフェコーナーでは、「エスプレッソ」(380円)、「キーマン(ストレート)」(500円)、「オーガニックオレンジジュース」(480円)など、実際にフランスで飲まれている商品を中心に、32種類のドリンクメニューを提供。デザートメニューは、「クレームブリュレ」(450円)、「クレームダンジュ」(600円)などを用意している。ショーケース内のケーキをカフェコーナーで食べることもできる。

 同店オーナーパティシエの棟久智之さんは「テークアウトのできないデザートを楽しめるのが、併設カフェの醍醐味。あつあつのできたてデザートと冷たいデザートを一緒にした皿盛り、アイスクリームやパフェなど、その場でしか食べられないものを提供していきたい」と話している。

 棟久さんは、東京の有名店や、フランス・ミシュランの星付きレストランなどで働いてきた。「独立するなら地元である山口で」と思い山口に戻り、2~3年の準備期間を経て、昨年のオープンに至った。郊外で田舎の雰囲気のある店を開きたかったことから、山口の市街地から離れた阿知須という土地を選んだという。棟久さんは「山口にいながら東京や海外と勝負できるようなものを提供していく」と意気込む。

 「アレルギーのある人に対しても積極的に取り組み、お客と一緒に考えながら、それぞれに合った対応をしている。テレビや雑誌で都会の一流パティシエのケーキを見て、『こんなケーキを食べたい』という要望があれば、時間をもらえれば応じる」とも。

 営業時間は10時~19時30分。火曜定休。
(©マルニ)

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