宇部ときわ公園内のカフェ「Trebol（トレボル）」（宇部市野中3、TEL 080-2893-6833）は現在、同園で開催中の彫刻展「UBEビエンナーレ」の作品をモチーフにしたメニューを提供している。

UBEビエンナーレメニュー「もりのまちと宇宙のワッフル」

　9月29日～11月24日の同展の会期に合わせて、イベントを盛り上げようと提供する同メニュー。会場に展示されている彫刻18作品の中から、同店店主の矢部敬子さんが作家や作品のイメージを基に約2カ月かけて考案した。

　メニューは、「もりのまちと宇宙のワッフル」（1,050円）と「石の華見立てうどん」（780円）、「collectionドッグ」（890円）と「Our Loveカレー」（890円）の4種類。

　「もりのまちと宇宙のワッフル」は、「もりのまち」と「じいちゃんの鼻の穴に宇宙があった。」の2作品を織り交ぜた2人分のスイーツプレートで、「BIENNALE（ビエンナーレ）」の文字をあしらった。「石の華見立てうどん」は、小野茶麺にエノキのかき揚げをのせた。

　提供開始から約2週間がたった。「1番人気」は大賞作品をモチーフにした「Our Loveカレー」。3つのハートで構成される同作品から、牛すじカレーにハート型のナンと目玉焼き、雑穀米を添えた。

　「当店からは会場が一望できるので、真夏の彫刻の搬入からずっと様子を見守ってきた。会場をぐるぐると歩き、作品に触れたり作家さんと話をしたりしながら考えた。実際の作品の思惑とは違うかもしれないが、試食では作家さんにも喜んでいただけたので安心した」と矢部さん。

　「考案後、モチーフにした作品が全て受賞したので驚いた。違う作品をモチーフにした新しいビエンナーレ関連メニューも考えているので、彫刻を眺めながら楽しんでもらえたら」とも。

　提供時間は11時～14時（営業時間は9時30分～17時）。火曜定休。