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宇部の老舗呉服店「千粋」、60周年迎える-職人技の「本物」にこだわり

同店の原田善正さんと佳代子さん

同店の原田善正さんと佳代子さん

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 宇部の呉服店「千粋」(宇部市中央町1、TEL 0836-21-3585)が12月、オープンから60周年を迎える。

店内には古典柄の着物をそろえる

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 1954(昭和29)年に現在の店主・原田善正さんの父・原田茂治さんが市内琴芝町で創業。当初は店舗を持たず、外商スタイルで口コミなどで客層を広げた。その後、相生町に店舗を構えたが、大型ホテルの建設に伴って30年ほど前に同所に移転した。

 「父の気持ちを受け継ぎ、職人技が見られる『本物』にこだわり続けている」と原田さん。「月に1度は京都に出向き、問屋や職人を渡り歩いて吟味して商品をそろえている」とも。

 創業当初から一貫して、古典柄を中心に扱い、自らが目利きした一点物をそろえる着物のセレクトショップとして現在も営業する。

 「母から娘へ、娘から子へと装いを変えながら受け継がれている着物、創業当初からお付き合いの続くお客さまも多数おられる。着物は敷居が高く難しいと思われがちだが、当店で身近で気軽なものだと感じてもらえれば」とも。

 同店では現在、5年に1度の周年イベントを「創業60周年記念展」として今月18日まで行う。通常価格33万円の着物を8万円で販売するほか、帯じめや帯揚げを3,000円~で提供するなど、通常価格から3割~7割引きで提供する。

 営業時間は9時~18時。日曜定休。

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