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宇部に「さかな応援隊魚レンジャー」-鮮魚店・魚市場がタッグ、魚食普及目指し

「地元の魚のおいしさを知ってほしい」と実行委員長の福田さん(右)

「地元の魚のおいしさを知ってほしい」と実行委員長の福田さん(右)

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 宇部の鮮魚店・魚市場が一体となって結成した「さかな応援隊魚(うお)レンジャー」が、11月2日に開催される「第63回宇部まつり」に出店し、地魚を使った料理を販売する。

販売する「地魚じゃこ揚げ3点セット」

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 宇部市内の鮮魚店と宇部魚市場(宇部市港町2)が同イベントに向けて宇部鮮魚連合組合魚食普及委員会を立ち上げ、さらに「さかな応援隊魚(うお)レンジャー」を結成。地元の魚のおいしさを知ってもらおうと出店する。

 「鮮魚店と魚市場が一緒になってイベントを開くのは初の試み」と話すのは、実行委員長で福田鮮魚店(中央町2)の4代目・福田泰三さん。6月から週に1度の会合を重ね、地元の魚のおいしさや魅力を知ってもらえる手段を検討してきた。

 当日販売するのは、宇部で水揚げされた海産物を使った「パエリア」と「地魚じゃこ揚げ3点セット」(以上500円)の2品とビール(300円)。

 「パエリア」は、山陽小野田のレストラン「ソル・ポニエンテ」の協力を得て、宇部産のブトエビやスズキ、タコ、萩産のヤリイカと有明産のアサリをふんだんに入れ120食を用意する。出来上がり予定時間は12時と13時。「地魚じゃこ揚げ3点セット」は、宇部産のケンブツジャコとメゴチ、ブトエビをその場で空揚げにして販売。300食を用意する。

 福田委員長は「魚の消費量が減少している中で、私たち鮮魚店も消費者に向けて何かを発信していかなければと日頃から感じていた」と話す。

 宇部魚市場営業係長の福田翔さんは「地元に住んでいると分からないが、これだけ新鮮でおいしい魚が、しかも安く手軽に食べられるところはなかなか無い。このようなイベントを通して地元の人にあらためて良さを知ってもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 出店場所は、「うべ地産地消ふるさとフェア」(山口銀行宇部支店駐車場内)と「シンボルロード広場」(平和通り)の2カ所。出店時間は11時~16時(売り切れの時は早めに閉店する場合も)。

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