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宇部ときわ公園で「現代美術展」-現代社会の姿、それぞれの表現で

空間を使って展示する「Field of Dreams」

空間を使って展示する「Field of Dreams」

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 宇部ときわ公園内湖水ホール(宇部市沖宇部)とときわミュージアムで1月25日、アートイベント「宇部現代美術展 Field of Dreams」が始まった。

廃棄された公園遊具で作る作品

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 「夢」をテーマに、山口・宇部や九州在住の7人のアーティストがインスタレーション、映像・絵画作品を展示する同展。「目まぐるしく変化する現代の環境の中で、見逃されつつある事柄やその背後にある社会の姿」を捉え、作家それぞれが異なる表現方法で作品を展示する。

 参加するのは、宇部の原井輝明さん、山口の中野良寿さん、澤登恭子さん、福岡の牛嶋均さん、牛島光太郎さん、森秀信さん、大分の安部泰輔さんの7人。1年ほど前から準備を進めてきた。

 会場には、廃棄された公園遊具を組み合わせて船に見立てた牛嶋さんの作品や、同園で開催された今冬のイルミイベント「TOKIWAファンタジア2014」の会場で撮影された澤登さんの映像作品、炭坑記録画家・山本作兵衛の作品をモチーフに、布や糸で作られた安部さんの作品のほか、布に文章を刺しゅうしストーリーに仕立てた牛島さんの作品など13点を展示する。

 「宇部では現代日本彫刻展(UBEビエンナーレ)はあるが、現代美術の展覧会は極めて少ないように思う」と発起人で同展を統括する増田圭介さん。「テーマの『夢』は白昼夢の意味合い。多くの人が生き急いでいる世の中で、作家が普段感じているものや問題意識、独自の視点を通して現代社会の姿を見つめてもらえれば」とも。

 開催時間は10時~17時。火曜休館。入場無料。2月15日まで。

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