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山陽小野田で「孫モテじいちゃん」講座 現役女子医学生ら「孫に使える医学」伝授

女子医学生らが団塊の世代の男性にレクチャーする

女子医学生らが団塊の世代の男性にレクチャーする

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 小野田保健センター(山陽小野田市東高泊)で7月2日、現役医学生が教える講座「たった1日で『孫モテじいちゃん』になる方法!!」が開かれた。

女子医学生らがレクチャーする様子

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 「孫に120%好かれるようになるために」がサブタイトルの同講座。山口大学医学部医学科4年生が社会学実習の授業の一環で、山陽小野田市健康づくり計画運営委員会(通称SOSかたつむりで行こう会)とコラボして団塊世代の男性に向けて初めて実施した。

 同講座では女子医学生3人と男子医学生6人が「孫と接するときに役に立つ身近な医学の知識」を解説。まず、夏によくある「かき氷を食べると頭が痛くなるのはなぜ?」をテーマに、女子医学生・荒瀬優希さんがその場で作ったかき氷を食べて検証・解説を行った。

 そのほか、用意されたお題から参加者が選択した「突き指の対処法」や「虫刺されの対処法」「日焼けで皮膚が黒くなるのはなぜ」などを解説。約1時間半にわたって「孫に教えると『じいちゃんかっこいい』と言われる知識」を全員で体験しながら学んだ。

 当日は、市内から団塊世代の男性11人を含む約30人が参加。市内くし山から参加した河村芳高さん(65)は「女子医学生に教えてもらえると楽しみにしてきた。私の孫はまだ1歳になっていないので実践するには早いが、今から知識を身に付けて『イクジイ』になりたい」と笑顔を見せる。

 鴨庄寝太郎町から参加した塩田賢二さん(65)は「孫は5歳と1歳。虫刺されの話はこれからの季節には特に身近なことなので、興味深く聞き入った。対処法も教えてもらえたので何かあったときにためになりそう」と話した。

 医学生のグループリーダー・上野真帆さんは「どうやったら団塊世代の方に興味を持っていただけるのか、医学生の立場から何が伝えられるか協議を重ね、より生活に身近なことにスポットを当てた」と話す。「特に虫刺されの話では質問もたくさんしてもらえてうれしかった。お孫さんと接するときに役立ててもらえれば」とも。

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