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宇部で逃走イベント「逃げろっちゃ!」 朝の遊園地で「逃走者」34人逃げ回る

全速力の「ハンター」に追われる「逃走者」

全速力の「ハンター」に追われる「逃走者」

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 宇部ときわ公園(宇部市則貞3)で12月13日、逃走イベント「逃げろっちゃ!~猛追の追跡者~」が行われた。

逃げ回る「逃走者」を確保

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 スポーツジム「one's 2000 GYM」(鵜の島)が初めて実施した同イベントは、ミッションをクリアしながら確保役の「ハンター」から逃げ切ることを目指す鬼ごっこ。営業前の同園遊園地を舞台に、90分間の真剣勝負が繰り広げられた。

 当日は、20~50代の男女34人が「逃走者」として参加。7時に観覧車前から3人のハンターが放たれてゲームスタート。逃走者には「チーム内にいるスパイを探せ」「観覧車を背景に写真を撮影して送れ」「人形を移動しろ」などのミッションがLINEのグループを通して送られた。

 ハンターは逃走者を見つけると無表情のまま全力疾走。ターゲットになった逃走者は悲鳴を上げながら走り回った。ゲーム開始後にハンターが増え、最終的に6人になったハンターは逃走者を次々と捕まえ、ゲーム終了まで残り7分を残して逃走者は全滅した。

 市内妻崎開作から参加した東福省吾さんは「開始20分足らずでハンターに挟み撃ちにされて捕まった。最後まで生き残りたかったので悔しい。逃げ切れると思っていたがハンターがとても速かったので甘かった。またあったらリベンジしたい」と話す。市内琴芝から参加した岡田佳子さんは「こんなに全力で運動したのは久しぶり。朝からとても疲れた(笑)。物を挟んでハンターと向かい合せになったときはひやひやした」と話す。

 山口宇部経済新聞の札本咲子記者も参加。「逃げたり隠れたりして、こんなにスリルがあるとは思わなかった。初対面同士で、同じ目的に向かって話したり協力し合ったりできたことがとてもよかった。残り20分で捕まったのは悔しかった。今は全身筋肉痛(笑)」と話す。

 同ジムの籔本直己社長は「多くの方の協力で5年越しの思いが実現でき感無量。皆が楽しんで行うのはもちろんのこと、つながりのなかった人がつながれる場がつくれたことがとてもうれしい。大盛り上がりだったので、次回開催も前向きに検討していきたい」と話す。

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