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山口の百貨店「ちまきや」が撤退-来年秋「山口井筒屋」に
(2007年11月14日)
山口・中市商店街にある老舗百貨店ちまきや(山口市中市)は11月14日、百貨店事業を井筒屋(北九州市)に引き継ぎ、2008年10月1日から「山口井筒屋」として営業開始すると発表した。
井筒屋の関連会社である宇部井筒屋(宇部市常盤町)を「山口井筒屋」に社名変更し、「山口井筒屋」がちまきやから店舗を貸借して、百貨店事業を行うことになる。宇部井筒屋は「山口井筒屋」の宇部支店という位置づけになり、本店はちまきやの現店舗へと変更される。従業員はすべて来年8月末をもって解雇され、「山口井筒屋」で働く場合は新規採用扱いになるという。
ちまきやは、今年9月10日に井筒屋と営業面で提携すると発表したばかり。その後、品ぞろえや販売サービスを強化する目的で井筒屋から社員3人が派遣されていたが、地方の百貨店が生き残るためには、MD(マーチャンダイジング)面でのさらなる充実を図っていく必要があるということから今回の契約締結に至った。
ちまきやは安政2年(1855年)に八木呉服店として創業した老舗百貨店。山口市中心商店街の拠点施設として地域経済を支えてきた。1998年に大規模増床を行ったが、その後の個人消費の低迷により経営不振となり、2003年には整理回収機構の企業再編ファンドを活用し、メーンバンクの山口銀行が支援を行い、経営再建を続けていた。
昨今、全国の地方都市は郊外への大型店の出店により、中心商店街の9割がシャッター通りと言われるように非常に厳しい状態にあるという。政府は昨年、大型店の郊外立地の規制や中心市街地の活性化などを柱とした「まちづくり3法」の改正を決めた。これを受け山口市はいち早く山口市中心市街地活性化基本計画づくりに着手し、今年5月28日に基本計画の認定を内閣総理大臣より受けた。
大手百貨店の経営統合が進む中、地方を拠点とした百貨店も生き残りをかけた競争が続いている。山口市内の中心商店街はまだまだ活気があるが、厳しい現実であることに変わりない。ちまきやが「山口井筒屋」になることで、より集客力が高く、地域密着度も高い百貨店として生まれ変わることが期待される。
ちまきや井筒屋(©マルニ)
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山口の百貨店「ちまきや」が撤退-来年秋「山口井筒屋」に ちまきやの西村清司社長(写真左)と井筒屋の江本幸二社長執行役員(写真右) 山口・中市商店街にある老舗百貨…(2007-11-21 21:22:34)
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