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宇部・岬に水産物直売所「元気一番」 地元漁協が旬の地魚販売、食堂も

新鮮な地魚を手にする利用客

新鮮な地魚を手にする利用客

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 宇部岬漁港に4月16日、水産物直売所「うべ新鮮市場 元気一番」(宇部市八王子町、TEL 0836-31-7070)がオープンした。

食堂で提供する「みさき定食」

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 宇部市内で水揚げされた魚介類や刺し身、水産加工品の販売や、季節ごとの魚を使った定食を提供する食堂を備える直売所。水産物のほか、地元野菜もリーズナブルな価格で販売する。運営は県漁業協同組合宇部統括。

 施設面積は約60坪。食堂にはカウンター10席、テーブル席16席を備える。週末と祝日に開店するスタイルで営業し、山口宇部空港からほど近いことから県外の利用客も見込む。

 食堂で提供するのは、刺し身や空揚げ、小鉢に酢の物とご飯、みそ汁が付いた「みさき定食」(600円)とお子さまランチ(300円)。内容は季節ごとに変え、現在はレンチョウやチヌをメインに提供する。

 当日は、オープンを待ちわびる地域住民らが2時間前から行列を作り始めた。店内にはクロダイや白ミル貝、レンチョウ、ガザミ(ワタリガニ)など旬の鮮魚がずらりと並び、屋外では漁師によるアサリ汁や車エビなどの浜焼きの振る舞いも行われ、多くの来場者でにぎわいを見せた。

 同統括支店・運営委員長の河野直行さんは「4年間の歳月をかけて、国・市の後押しを受けてやっとオープンすることができた。水産物の6次化や漁業者の所得向上、雇用の創出が目的。新鮮な海の幸を安く提供していきたい」と笑顔を見せる。

 「潜水で貝を取るのも、板ノリの養殖をしているのも県内ではここだけ。宇部の漁業の魅力も知ってもらいたい。漁師が一丸となって運営していきたい」と意気込む。

 営業時間は9時~15時(食堂は11時~14時)。月曜~木曜定休。

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