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山口で反原発イベント「上関原発を建てさせない」 デモパレードも

「NON」の紙を掲げて反原発を主張(昨年の様子)

「NON」の紙を掲げて反原発を主張(昨年の様子)

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 山口・維新百年記念公園(山口市維新公園4)の野外音楽堂で3月25日、反原発イベント「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が開かれる。

昨年の同イベントの様子

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 主催は、反原発や上関原発の建設計画に反対する県内の団体や個人による「上関原発を建てさせない山口県民連絡会」。県民の声を結集しようと2014年に始まり今回が4回目。

 同連絡会事務局の安藤公門(きみと)さんは「2011年の東日本大震災発生以降、この原発の建設工事は中断していたが、昨年8月に県が中国電力に対して、原発建設予定地の埋め立て工事の免許延長を許可し、大きく局面が変わった」と危機感を募らせる。

 「私たちの思いに反して上関原発の計画は着々と進んでいる。『原発の新設や増設はありえない』『わざわざ反対するまでもない』と思っている県民に現状を知ってほしい」とも。

 当日はメインステージ(野外音楽堂)でトークライブを開催。映画「日本と原発」の監督で弁護士の河合弘之さんがスピーチするほか、被災地の現状を撮影してツイッターで発信する福島市の高校教諭・赤城修司さん、脱原発を訴える女性団体「原発いらない福島の女たち」の古川好子さんが登壇し、福島の今を伝える。

 サブステージ(三段池舞台)では、県内外のアマチュアミュージシャン約5組によるミュージックライブや、一般参加者によるスピーチを実施。三段池付近で行う「マルシェ」には、県内の飲食店や雑貨店など約40店が出店する。来場者数は7000人を見込む。

 安藤さんは「上関原発で事故が起きた場合、経済的なダメージも守りたい家族への被害も計り知れない。他人任せにせず一人一人が声を上げることが必要。今年は賛同表明を3000人分集めたい」と意気込む。

 開催時間は10時~15時。会場周辺約400メートルで行うデモパレードは正午から。問い合わせは安藤さん(TEL 080-6331-0960)まで。

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