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宇部の薫製居酒屋「燻し屋」が5周年 女性客中心に県内外からの来店も

「お客さまからの『おいしい』が何よりの励みになる」と島崎さん

「お客さまからの『おいしい』が何よりの励みになる」と島崎さん

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 宇部・新川の薫製居酒屋「燻製(くんせい)香房 燻(いぶ)し屋」(宇部市西本町1、TEL 090-2860-7256)が5月17日、5周年を迎えた。

「燻や屋」が提供する燻し料理

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 2012年に、市内で鉄工所を営む島崎精二さんが、手製の薫製器で作る薫製を提供する店としてオープン。毎週木曜~土曜の3日間限定で開店するスタイルで営業してきた。

 今では、口コミを中心に20代~70代の幅広い層が来店し、6割が女性客。市内からの来店を中心に、防府や岩国など県内のほか、福岡や佐賀など県外からも薫製ファンが同店を目指して来店するという。満席になる日も多く、人気店となった。

 店内はカウンター席7席、テーブル席12席。テーブル席は当初の倍になった。5年間を振り返り、島崎さんは「個性のある薫製が受け入れてもらえるだろうかと、不安な中でのオープンだった。3年を過ぎたころからお客さまも増え、支持していただいている実感が持てた」と笑顔を見せる。

 提供する薫製料理は、桜チップを使った蒸気薫製法で仕上げ、島崎さんが「肌感覚で作ってきた」レシピで用意する。人気の薫製メニューは「鶏」(500円)や卵を盛り合わせた「うず玉子セット」(300円)、「ブリカマの燻し」(1,000円)、「佐賀牛ハンバーグ」(700円)などで、約30種類をそろえる。

 今春からは、市内で開かれるマルシェイベントなどへ積極的に参加している。「5年たち、改めて地元の方に知っていただきたい。新しい試みとして、竹のおがくずでの薫製にも挑戦しているところ」と島崎さん。

 「これまでと同様に、自分自身が楽しみながら笑顔で店に立つことを心掛け、愛していただける店であり続けたい」とほほ笑む。

 営業時間は18時30分~23時。日曜~水曜定休。

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