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宇部ときわ公園の「白鳥募金」、目標金額達成に近づく

常盤湖を泳ぐ白鳥のつがい

常盤湖を泳ぐ白鳥のつがい

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 「白鳥復活市民募金」の総額が現在、目標金額まで100万円を切っている。

愛らしい白鳥のひなも湖を泳ぐ

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 高病原性鳥インフルエンザの感染リスクが高まる冬季(11~4月)に、宇部ときわ公園(宇部市則貞3)の白鳥を収容する飼育施設の建築費に充てようと、宇部市が昨年9月から協力を呼び掛けている同募金。目標金額は300万円。

 5月1日に6年3カ月ぶりとなる白鳥の飼育を再開した同園では現在、つがいの白鳥2羽とひな6羽が湖を泳ぐ姿が見られ、復活した白鳥を一目見ようと同園を訪れる市民も多い。新設する飼育施設は白鳥湖近くに建設し、10月ごろの完成を予定している。

 5月31日現在、市内の企業や団体、個人などから寄せられた募金総額は205万7,524円。5月は約40件の申込書が市に届き、うち約10件が寄付に至った。

 宇部市公園緑地課の白石徹課長は「宇部商工会議所が5月中旬に発送した会報に、募金を呼び掛ける紙面を挟んで協力してくれた。その影響もあって5月は多くの申込書が届いた」と話す。

 「賛同して募金に協力してくれたみなさんに感謝。野鳥の侵入を防ぐ防鳥ネットを張ったり、ときわ動物園に獣医師の宮下実園長を迎えたりと体制はしっかり整えてきた。1年目の冬に向けて、今後もリスク管理を徹底していきたい」とも。

 募金箱は市役所や北部総合支所、各市民センターやふれあいセンター、同公園内施設に設置している。寄付金1,000円以上で領収書が必要な場合は、市公園緑地課へ申込書を提出し、送付される納付書で納める。

 問い合わせは同課(TEL 0836-51-7252)まで。

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