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宇部・常盤通りの街路灯に「日々のつぶやき」 14文字の自虐ネタ、ご当地あるあるも

「つぶやき」の中には、応募者のことがどことなく気になってしまうような作品も

「つぶやき」の中には、応募者のことがどことなく気になってしまうような作品も

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 宇部・常盤通りの街路灯で10月3日、アートフラッグ「思わず笑ってしまう日々のつぶやき」の掲示が始まった。

実際の投票箱の様子

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 「まちなかアート・フェスタ」は、2年に1度宇部市で開催される「UBEビエンナーレ(美術展覧会)」と同時期に行われているイベントで、敷居の高いものと捉えられがちなアートを、さまざまな企画を通じて、人々にアートをより身近に感じてもらうためのもので、今回は「種」をテーマに据える。

 同アートフェスタのイベントの一つ「ことばでまちを飾ろう!コトダマプロジェクト#3」は、常盤通りにある街路灯に、全国から一般公募した、字数が14文字以内の「ちょっと笑えるつぶやき」を掲示し、街に「笑顔の種」をまくというもの。

 「つぶやき」は、今年7月に宇部市によってインターネットを通じて集められ、100作品以上の応募があった。そこから実行委員及び同市によって選考され、街路灯と同数の62作品に絞られた。

 掲示されている作品は、日常の悲哀を嘆いたものや、日々のあるある、山口県や宇部市のご当地ネタなど、バラエティーに富んでおり、14文字に凝縮されたユーモアが街の大通りを飾っている様子は、アートと地域が常に密接なものであり続ける宇部市ならではの風景だ。

 企画を担当した宇部市都市整備部まちなか再生推進課の青木信之係長は「作品は県外からの応募が多くを占めており、インターネットの持つ広がりを感じた」と驚きを口にした。「このフラッグなどの企画が、地域の通行量や定住者の増加につながるきっかけになれば」と話す。14文字以内という文字数制限については、「140文字以内の短文を投稿・共有するSNSであるツイッターにちなんだ」という。

 合わせて、お気に入りのつぶやきに投票することができ、人気作品には賞が贈られる。投票箱は、常盤通り周辺の井筒屋・宇部市役所・広島銀行・山口銀行・福岡銀行に設置されている。

 投票・掲示期間は11月26日まで。

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