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山陽小野田・竜王山でヒメボタル最盛期へ 見どころ巡る「ガイド」始まる

5月22日のヒメボタルの乱舞の様子(写真撮影・提供:山田さん)

5月22日のヒメボタルの乱舞の様子(写真撮影・提供:山田さん)

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 西日本有数のヒメボタルの生息地として知られる山陽小野田・竜王山で5月24日、地元ボランティアによる観察スポットのガイドが始まる。

「竜王山公園オートキャンプ場」周辺で光を放つヒメボタル

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 間もなくヒメボタルの最盛期を迎える竜王山では、同日から6月2日まで車両の乗り入れが規制される。期間中、竜王山のヒメボタル観察歴17年の山田伸幸さんと、竜王山で活動する自然観察指導員・嶋田紀和さんが日替わりで「案内人」を務め、ふもとから山頂までの見どころを巡りながら、ヒメボタルの生態を紹介する。

 竜王山で連日ヒメボタルを観察する山田さんによると、今年の初観測日は例年より早い5月10日。「風や月光の影響があり、一時は光の交信が見られず心配していたが、20日から数が増え始めた。22日は17年間で最高の乱舞が見られた」そうで、観察に最適な時間帯は21時~22時ごろという。

 25日19時からは「ヒメボタル観察会」を実施。「きらら交流館」(小野田)で、嶋田さんが会長を務める「山陽小野田語り部の会」によるヒメボタルオリジナル紙芝居の上演などの後、参加者と山を登って見どころを巡る。

 嶋田さんは「見頃に合わせて昨年からこのように案内している。動きやすい靴を履いて参加してもらえれば」、山田さんは「ホタルは非常にデリケート。懐中電灯でホタルを照らさないなど、ホタルを大切にするためのルールを守りながら、期間中以外も周囲に配慮して安全に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 通行規制は19時30分~22時。規制に関する問い合わせは、山陽小野田市都市計画課(TEL 0836-82-1162)まで。ガイドの集合地点は竜王山ふもとの三差路で、20時~、21時~の2部制。

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