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山口で「ひらけゴマ」をテーマにアート展 黒ゴマペーストを使った料理も

「閉塞感がある中で来場者が何かを開くきっかけになれば」と大神慶子さん

「閉塞感がある中で来場者が何かを開くきっかけになれば」と大神慶子さん

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 「ひらけゴマ!」を合言葉にしたアート展「Open SEAME!projects(オープン セサミ プロジェクト)」が現在、山口・道場門前のカフェ・セレクトショップ「PLEASE(プリーズ)」で開かれている。

アート展の会場の様子

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 山口市在住のイラストレーター兼デザイナーの大神慶子さんが中心となり、「アートを通じて新しいものと出会い、挑戦していくこと」をコンセプトに、アートの展示や黒ゴマペーストを使った料理の提供などを行っている。

 福岡県福岡市出身の大神さんは、2016(平成28)年に山口市にIターンして活動している。大神さんは「当初は全国各地で巡回展をしたいと考えていたが、新型コロナにより実施できなくなった。ウェブ限定での開催なども検討したが、『プリーズ』店主の菊池晃二さんにお声掛けいただき、無事に山口で開くことができた」と話す。

 同展に参加しているのは、大神さんが「千金丹ケアーズ」(香川県高松市)の商品「黒ゴマペースト」のデザインを手掛けた際に知り合った木工家・郡昇平さんのほか、写真家・大林直行さん、シェフ・中谷あつ子さん、陶芸家・竹嶋玲さん。

 展示するのは、これまで大神さんが手掛けてきたパッケージなどのほか、郡昇平さんが製作した木皿・ナイフと黒ゴマペーストをセットにしたアーティストボックス、大林さんの写真、竹崎さんの陶芸作品など。

 会場1階のカフェスペース「CHEERS!(チアーズ)」では、中谷さんがゴマを使った料理の提供も行う。

 大神さんは「ゴマにちなみ、これまで手掛けてきたデザインに仕込まれたモチーフや駄じゃれなどの『種明かし』をしている。パッケージなどは気付かないまま捨てられてしまうこともよくあるので、これを機に知ってもらえれば。作る側だけではなく、展示を見に来てくれた方などいろいろな人がテーマに巻き込まれて感性が開き、コロナを打ち砕くきっかけになれば」と話す。

 開場時間は12~19時。8月23日まで。水曜定休。

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