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宇部の画廊で「木工×フェルト」展 作家夫婦が約150点展示、遊び心ある作品も

「触れてみて楽しんでほしい」と清水久勝さん(左)とまゆみさん

「触れてみて楽しんでほしい」と清水久勝さん(左)とまゆみさん

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 宇部・新天町の画廊「GALAXY(ギャラクシー)ふくなが」(TEL 0836-21-0085)で1月22日、作品展「木工とフェルト展」が始まった。

木工家・清水さんの作品

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 福岡・宮若に「工房SHIMS(シムス)」を構える木工家・清水久勝さんとフェルトや織物を制作するテキスタイル作家の妻・まゆみさんによる作品展。同画廊で2019年から毎年開いており、今回は3回目となる。

 清水さんは、ホワイトオークの木材や再利用した樽材を使用した家具やキッチングッズを展示する。バターケースやスプーン、チェスト、イス、靴べらなどのほか、遊び心のある「鞘付きペーパーナイフ」や「レモン絞り」など約70点。実際に使う人の手になじみ、使いやすいものにこだわっているという。

 「作品は何百年も生きた木を使う。感謝を込めながら、安全で安定感のある丈夫なものを制作している。実際に触ってみて、木のぬくもりを感じてほしい」と清水さん。

 まゆみさんが展示するフェルト作品は、羊の毛などで制作したバッグやコート、帽子、ティーポットカバーなど約80点を展示。素材感や保温性、強度などそれぞれに合った機能にこだわって制作し、「縫い目がないのが特徴で、洋服などは包まれているような感覚になる」という。価格帯は800円~8万円。

 「コロナ禍でリモートが強いられている世の中だが、洋服なども一度袖を通してもらい、まずは体験してもらうことが作家としてうれしい。自分が好きな家具や洋服などを使うことで今を豊かにしてほしいし、いつまでも楽しく使ってもらえるものやフェルトという技術を使ったスペシャリティのあるものを提供していきたい」とまゆみさん。

 開廊時間は10時~18時30分。27日は休館。今月31日まで。最終日は清水夫妻が在廊する予定。

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