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宇部にコワーキングスペース「ウベノス」 スマートロック導入、テレワーク需要見込む

「気軽に利用してもらい、市街地のにぎわいを生んでいきたい」と長田さん

「気軽に利用してもらい、市街地のにぎわいを生んでいきたい」と長田さん

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 宇部市相生町に6月7日、コワーキングスペース&シェアオフィス「nido-ウベノス-」(TEL 0836-34-6282)がオープンした。

コワーキングスペース

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 運営は市内で不動産業や太陽光事業などを手掛ける「城南管財」(小串)。新規事業として、自社が所有するビルの3階をコワーキングスペースに、4階をシェアオフィスに改装した。

 同社の長田浩幸専務は「16年ぶりに地元へ帰ってきたが、新川・中央エリアで仕事ができる場所が少ないと感じ、街を盛り上げていろいろな人が交流できる場を作りたいと昨秋から計画を進めてきた」と話す。

 3階のコワーキングスペースの面積は175平方メートル。室内にネイビーやグリーンをあしらい落ち着いた雰囲気に仕上げ、デスク5席とソファー席4席を設けるほか、会議室と子連れで利用できる部屋、休憩部屋を1室ずつ合わせて3室も備える。利用料は月額15,400円~。ドロップインは1日=1,100円。スマートロックを導入して無人で営業し、24時間利用できる。

 4階のシェアオフィスには、6部屋を設ける。市外企業のサテライトオフィスの需要や個人事業主の事務所としての利用を視野に入れる。法人登記もできる。

 長田専務は「私自身がダブルワーカーで、地元を拠点に実際にテレワークをしてきた経験から、ニーズはあると思っている。幅広い層を想定して子連れの人にも気兼ねなく使ってもらえるようにした。施設名には『ここで起き上がったビジネスが羽ばたいてほしい』という思いを込めている。地元の人に利用してもらえる施設にしていきたい」と話す。

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