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宇部に「まんまる家族のお外カフェ」 ヴィーガンメニュー提供、五右衛門風呂も

「景色を見ながらゆっくりと時間を過ごしてもらえたら」と話す德永さん夫婦

「景色を見ながらゆっくりと時間を過ごしてもらえたら」と話す德永さん夫婦

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 ヴィーガンメニューを提供する「まんまる家族のお外カフェ」(宇部市東吉部、TEL 070-2351-0358)が5月14日、宇部・吉部地区にオープンした。

数量限定の「米祈めし弁当」

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 広島出身の德永祐亮さんと米祈(まい)さん夫妻が経営を手がける同店。元々は祐亮さんの祖父の家だったが、空気や水のおいしさ、景色の良さに感動し、3年前に家族で移住したという。

 店主を務める米祈さんは「この景色の良さを私たちだけで独占しておくのはもったいない、シェアしたいと思い、ここで何かできないかと考えた時に『心と体に優しい食事を提供する場』がいいと思った。店舗兼自宅の前の畑で両親が作った野菜を使って玄米菜食のお弁当を作ろうと思った」と話す。

 毎週土曜限定で営業する。敷地内には20席ほどのイートインスペースを設けるほか、自由に入れる五右衛門風呂も備える。入浴料はドネーション制で、タオルの貸し出しも行う。

 提供するフードメニューは、数量限定の「本日の米祈(まい)めし弁当」(750円)、分つき米か玄米を選べる「おむすび」、自家製のミソで作る「みそ汁」(以上150円)など。スイーツメニューは「豆腐のガトーショコラ」「糀(こうじ)甘酒とおからのケーキ」(以上300円)など。

 ドリンクメニューは「おうち焙煎(ばいせん)コーヒー」「ソイ糀甘酒」(以上400円)、「甘夏スカッシュ」(300円)などで、全てのメニューで卵、乳製品、白砂糖、動物性食材、化学調味料を使わない「ヴィーガンメニュー」を提供する。

 米祈さんは「広島で看護師をしていたが、忙しくて食べる物にまで気が回らずに自分のケアがままならない状態だった。食生活を見直し、内側から心と体を整えようと思い、食事に気をつけるようになった。忙しくて時間のない人や自分で作るのが難しいと感じている人にこそ、ここに来て『米祈めし』を食べてほしい」と話す。

 祐亮さんは「地域の人や田舎暮らしをしたいと思っている人が集まって情報交換できるようなコミュニティーの場になれば。来ることで地域活性化につながる糸口を見つけてもらえたら」と話す。

 営業時間は土曜=11時~15時(売り切れ次第終了)。

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