防府のマカロン専門店「NeiGe（ネージュ）」（防府市西仁井令1、TEL 080-2926-3451）が7月4日、オープンから1周年を迎える。

常時15種類程度をそろえるマカロン

　店主は横浜からUターンした防府出身の福本将之さん。フランスでの料理留学時に食べ歩いたマカロンの魅力にひかれ、帰国後もおいしいマカロンの作り方を研究していた。周囲の人に配ると反応が良く、趣味から本業にしようとマカロン一本での開業を決意。2019年からイベント出店やネット販売を開始し、昨年、同店を実店舗としてオープンした。

　これまでを振り返り、福本さんは「気付いたら1年というほど、あっという間だった。1人でスタートした店だが多くのお客さんとの出会いがあり、スタッフも増えてにぎやかになった。イベントで購入した人が来店してくれることもある。マカロンを求めるだけでなく自分に会いに来てくれる人もいてうれしい」と笑顔を見せる。

　店名の「NeiGe」は、フランス語で「雪」という意味で、マカロンのとろけていくイメージと無添加であることの純白さをイメージした。

　「食に興味があった高校生のころに食品添加物に詳しい人に出会い、いつか店を持つなら体に優しいことをコンセプトにしたいと思っていた」と福本さん。マカロンは食品添加物を使わず、抹茶やココアなどを使って色合いを出している。

　マカロンは、常時15種類程度をそろえる。定番の「カフェ」「ミルクティー」「よもぎ」「チョコレート」「抹茶」（以上300円、7月から329円）のほか、お酒シリーズの「モヒート」「グランマルニエ」「サンジェルマン」（以上350円、7月から367円）やケーキタイプの「トレショコラ」（600円、7月から637円）、「ティラミス」（450円、7月から529円）など。季節限定の商品も提供する。客単価は2,000～2,500円。

　店内にテーブル席6席とカウンター席4席を設け、イートインも可能にしている。「コーヒー」「塩カフェオレ」（以上450円）、茶摘みから発酵、乾燥まで自家製の「紅茶」（500円）などのドリンクも提供する。

　福本さんは「2年目は、新しいフレーバーの開発や県内外のイベントへの出店など、やりたいことに取り組む1年にしたい。1年目は手探りの部分もあったので、これからはもっと知ってもらえるように周知もしていき、マカロンといえばNeiGeと思ってもらえるようになれば」と意気込む。

　営業時間は、水曜・土曜＝11時～16時。金曜＝11時～16時、18時～20時。