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山口で「爆音映画祭」 10回目、「アメリカン・ユートピア」など上映

オープニング作品「アメリカン・ユートピア」 (c)2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESER

オープニング作品「アメリカン・ユートピア」 (c)2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESER

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 「YCAM爆音映画祭2022」が8月26日から、山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町)で開催される。

上映作品「戦慄せしめよ」

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 10回目の節目を迎える夏の恒例イベント。昨年は3日間の開催を予定していたが、コロナ禍で臨時休館となり1日のみ行った。今年は28日までの3日間で13作品を上映する予定。

 同館シネマ広報担当の前原美織さんは「ゲストや映画関係者から『一度来てみたかった』と言ってもらえるようになり、県外でも話題になっているのを実感している。毎年セッティングを工夫しており、初めての人でも音に包まれるような映画体験をしてもらえるように上映作品のジャンルの幅も広げていきたい」と話す。

 今回の目玉作品は、昨年上映予定だった「アメリカン・ユートピア」(2020年、アメリカ)。上映後は、同イベントをプロデュースした映画評論家の樋口泰人さんが、ブロードキャスターや音楽評論家のピーター・バラカンさんと、新作映画の宣伝プロデュースや「ポーランド映画祭」などの企画・運営を行う小倉聖子さんとのトークイベントを予定する。

 現代音楽家・日野浩志郎さんと、新潟県の佐渡島を拠点に活動する太鼓芸能集団「鼓童(こどう)」のコラボレーション作品で、日野さんや俳優の渋川清彦さんが出演する音楽ドキュメンタリー映画「戦慄せしめよ」(2021年、日本)や、山口県光市出身で本年度の芸術文化振興奨励賞を受賞した映像作家・吉開菜央さんの長編初監督作品「Shari(シャリ)」(2021年、日本)を上映し、両作品のトークイベントも予定する。

 このほか、今年3月に亡くなった青山真治監督の追悼上映として「EUREKA/ユリイカ(デジタル・マスター完全版)」(2000年、日本)、「サッド ヴァケイション(デジタルマスター版)」(2007年、日本)も上映する。

 映画における音の魅力を探る「バックステージツアー」(今月26日、要事前申し込み)も実施するほか、バラカンさんがセレクトした音楽を題材にした特集上映も同時展開する(今月26日~9月4日まで)。

 期間中、YCAM内で地元飲食店による弁当やコーヒーの販売も行う。入場料は1回券1,500円(前売り1,300円)。バックステージツアーは先着順で定員100人。

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