山口のアーティスト、さまざまな画材で実験的に描いた作品を展示

割りばしを画材に使って描いた作品

割りばしを画材に使って描いた作品

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 山口・米屋町の「かしわ製作所」(山口市米屋町、TEL 083-932-2633)ショールームで11月17日、「保手濱拓作品展」が始まった。

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 同展は、山口市在住の美術家・保手濱拓さんによる「ドローイング」をテーマにした作品約20点を展示・販売するもの。これまで木版をメーンに作品づくりをしていた保手濱さんが、他の画材への可能性を試すために、1年間実験的に取り組んできた作品を展示する。

 割りばしを筆代わりに描いた作品や、黒い紙に白鉛筆で描いた作品、アクリル絵の具を塗り重ねた作品、水性ペンキの下地にペンで描いた作品など、それぞれ違った手法や画材によって保手濱さんの世界観が描かれている。価格帯は10,000円~35,000円。

 保手濱さんは、山口市出身の28歳。20歳のころから独学で創作活動を行っており、東京や福岡など県外で過ごした後、3年前に山口市に戻ってきた。年数回の個展やグループ展の開催、山口県美術展覧会や版画の公募展へ出品しながら、木版をメーンに写真、オブジェ、絵画など、多岐にわたるジャンルの作品を制作している。今年の県美展では、保手濱さんの「葉っパズル」が入賞作品に選ばれている。

 保手濱さんは「いろいろな画材を試すことで、無限のパターンを生み出す可能性がある。特に割りばしを画材に使った作品は、思いもよらない効果が出たときの面白さがあった」と振り返る。

 営業時間は12時~18時。今月24日まで。(©マルニ)

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