食べる

平安時代のレシピをアレンジした屠蘇 萩の漢方薬局「長全堂」が発売

「en屠蘇」を開発した店主の村岡逸朗さん

「en屠蘇」を開発した店主の村岡逸朗さん

  • 2

  •  

 萩の漢方薬局「長全堂」(萩市東田町、TEL 0838-25-1895)が12月10日、屠蘇(とそ)の素「en屠蘇」を発売した。

屠蘇散「en屠蘇」

[広告]

 「屠蘇」は、無病息災や長寿を願って正月に飲む縁起物の薬酒で、同店では平安時代から伝わるレシピから効力が強すぎるものを除いて現代風にアレンジ。店主の村岡逸朗さんは、「清酒やみりんに漬けた時に、香りや味が良く出るように生薬は同じ大きさに丁寧に刻んでいる」と話す。

 同商品は、生薬が6種類入っており、清酒やみりんに一晩漬けて飲む。価格は1包550円。11月22日から事前予約の受付を開始したところ、年末の挨拶や贈答用として購入する人が多いという。郵送でも販売する。

 同店ではこれまで、年末の挨拶として顧客に配っていたが、「購入したい」という声が多かったことから店頭販売に踏み切った。村岡さんは、「ご縁をつなぎ、大切な人の健康長寿を願う輪が丸く広がっていくイメージから『en屠蘇』という商品名をつけた」と話す。

 「香りも味わいもさわやかに仕上がった。屠蘇酒を飲んですっきりとした気持ちで新年を迎え、1年を健康で無事に過ごしてもらいたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、9時~19時。日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース