宇部出身の菅直人新首相、学生時代を過ごした街・宇部からエール

菅新首相にエールを送る宇部の人たち

菅新首相にエールを送る宇部の人たち

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 次期首相になることが決まった菅直人民主党代表(63)の出身地・宇部市で、同級生や街の人たちの声を聞いた。

郷土出身の総理大臣に熱いエール!

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 1946(昭和21)年10月10日生まれの菅新首相は宇部市の神原中学校を経て、宇部高校に進学。高校2年生の時に父親の転勤に伴って東京へ移転した。

 「新首相に決まった時は喜びの涙があふれた」と話すのは同級生で親友の宮垣健一さん(63)。「彼はお金に関しては欲がない。その部分では安心できる。彼ならやってくれるだろう」とも。少年時代には「将棋で勝負したことがあるが、一局の勝ち負けよりも対局中の会話や流れを彼は楽しんでいた。もう50年も前のことなのでその時の勝敗は記憶にないが…(笑)」というエピソードも。「今は大変難しい局面だが、彼の負けん気の強さ、人を大事にする心で乗り切ってほしい」と熱いエールを送る。

 「今日学校で担任の先生から首相誕生の話を聞き、後輩として本当にうれしく思った。これから長く続けてほしい。本当に頑張って日本を良くしてもらいたい」と話すのは、神原中学校の後輩にあたる篠原悠さん(12)。宇部市内の学校に通う学生の一人は「親は日々の生活で大変な思いをしている。子ども手当を充実してもらって安心して生活したい」と話していた。

 宇部市内の繁華街で会社の飲み会をしていたグループのうち岡村真治郎さん(47)は「マニュフェストを守ってほしい。これが信じられなくなったらクリーンな政治とは言えない」と厳しい注文も。

 そのほか、宇部市在住の会社員稲葉洋介さん(21)は「宇部の誇り。ぜひ長期政権を」。居酒屋「きまま」(宇部市中央町1)の店主・長瀬咲子さんは「前政権では同一党内での不協和音が目立った。一致団結して問題に突き進んでほしい」。と同郷の新首相にエールを送った。

 菅直人新首相は、6月8日に行われる首相親任式を経て正式に就任し、同日中に新内閣を発足させる。

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