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宇部井筒屋で中村敦臣さん個展 「富士と龍」テーマに21作品

「一つの絵として見てほしい」と中村敦臣さん

「一つの絵として見てほしい」と中村敦臣さん

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 宇部井筒屋(宇部市常盤町1、TEL 0836-35-8100)で1月7日、周南市在住の切り絵作家・中村敦臣さんの作品展「敦臣 富士と龍と切絵展」が始まった。

ニューヨークで好評だった「龍図」

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 同店で開催している陶芸作品展「新春 人間国宝陶芸展」と同時開催の同展。中村さんは2014年にパリで開かれた「第15回Japan Expo(ジャパンエキスポ)」に招待作家として出展。2015年には東京、下関、山口で個展を開くなど積極的な活動を展開している。

 「新春に合う縁起の良いものを持ってきたかった」と話す中村さんは、「富士と龍」をテーマに掲げ、アクリル画の鮮やかさに切り絵を組み入れた独自の作品を展示する。同店での個展開催は初めて。

 会場には、2012年にニューヨーク州・チェルシーのギャラリー展示で好評を得た4点の作品で構成する「龍図(りゅうず)」、横山大観さんの作品「群青富士」のオマージュ作品「Indigo and Mt.Fuji2/群青と富士」や「Leopard print with Akafuji(Mt.Fuji at sunrise)」など21点の作品を展示し、販売も行う。価格は86,400円~648,000円。

 初日は「切り絵だと思わなかった」と驚きながら作品を楽しむ来場者の姿が見られた。中村さんは「東京で展示した時に『切り絵と言わず、一つの作品として展示した方がいい』という声があった。細かい部分のみではなく、一つの絵として全体像を見ていただければ」と話す。

 「昨年はいろいろなご縁に恵まれ東京に足掛かりができた。東京は移動費などのコストが掛かるが刺激を受けられる場所。今年は県内に限らず、東京でも頻繁に個展を開こうかと考えている。『こだわらない』ことにこだわり、やりたいことをやり続けたい」とも。

 開催時間は10時~18時30分。最終日は16時まで。1月11日まで。

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