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山陽小野田に「厚狭地区複合施設」完成 3施設の機能併せ地域交流拠点に

供用開始した厚狭地区複合施設の外観の様子

供用開始した厚狭地区複合施設の外観の様子

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 山陽小野田・鴨庄で2月8日、「厚狭地区複合施設開館セレモニー」が行われ、同施設の供用が始まった。

別棟・体育館を新設

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 1955(昭和30)年建設の厚狭公民館、1967(昭和42)年建設の山陽総合事務所、1972(昭和47)年建設の厚狭図書館の老朽化が進んでいることから、整備・再編して建て直した同施設。

 旧山陽総合事務所は2014年4月から約3カ月かけて取り壊され、同9月から新築工事に着手。3施設の機能を集約して同所敷地内に建設した。総事業費は約15億6,000万円。

 本館は鉄筋コンクリート造りの2階建て。延べ床面積2114平方メートル。1階には総合事務所や図書館、公民館事務室やラウンジ、2階には公民館の第1・第2研修室や団体企画室、和室や放送室を設ける。

 体育館棟は鉄骨造り、一部鉄筋コンクリート造り。延べ床面積839平方メートル。ステージやアリーナのほか、調理実習室や会議室を備える。

 当日は、来賓や関係者、一般市民など約70人が本館ラウンジに集まり、8時からセレモニーを開いた。白井博文山陽小野田市長は「多くの人の協力をもって、この日を迎えることができた。不十分な点もあるが、一段ずつ階段を上るように努力し、より利用しやすい施設にしていきたい。気付きがあれば遠慮なく言ってほしい」とあいさつした。

 同地区自治会協議会の平中政明会長は「期待と不安を胸に、首を長くして待っていた。今までは単体だった施設が集まり、とても素晴らしいものとなった。大事に使わせてもらう」と祝辞を述べた。

 正面玄関前ではテープカットが行われ、全館の供用が始まった。集まった市民らは図書館や体育館に足を運び、「きれいになった」「これから使うのが楽しみ」と喜びの声を上げた。

 山陽総合事務所の吉藤康彦所長は「新しい施設ができたことは喜ばしいが、開館時間にずれがあるため、警備など大変になる面もある。3つの役割を併せ持つ施設を地域の交流拠点として大いに利用してほしい」と期待を込める。

 山陽総合事務所の開館時間は8時30分~17時15分。土曜・日曜・祝日休館。厚狭公民館の開館時間は9時~22時。厚狭図書館の開館時間は9時30分~19時(土曜・日曜は17時まで)。月曜・祝日休館。

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