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長門・油谷のハーブを使用したジン「青舞(オーブ)」販売開始

長門・油谷産のハーブを使用したジン「青舞」

長門・油谷産のハーブを使用したジン「青舞」

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 長門・油谷に蒸留所を構える「Neo Blue Distillery」(長門市油谷新別名)が4月20日、地元のハーブを使ったジン「青舞(オーブ)」の販売を始めた。

「Neo Blue Distillery」の西村一彦社長

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 同社は、2019年5月に地元出身の西村一彦さん(47)が立ち上げた。西村さんは、京都でワイン販売のコンサルティングを経て起業。昨年9月にはオランダに留学してジン造りのディプロマを取得した。

 使用する油谷産のハーブは、西村さんの同級生・和田あいこさんが、観光と農業の両方を備えた棚田の活用を考えていた時に西村さんの思いを知り、ジンの材料となるハーブを作ることを決めたという。現在は、和田さんと「ゆや棚田景観保存会」が中心となって無農薬のハーブを栽培している。

 ジンの名前「青舞」は、棚田に広がる青い海、青い空、碧(あお)い山を連想し、そこに流れる青い空気が舞っていると西村さんが感じたことから命名した。アルコール度数は40%。価格は1万円(700ミリリットル)。

 容器やラベル全てを購入してもらうという視点から、瓶は口や底を厚めにすることで飲み終わった後に花瓶として再利用できるようにしている。コルクにはNFCチップを埋め込み、スマホで読み込むとホームページに飛ぶようにし、商品情報や長門の観光名所の情報を発信する。

 西村さんの思いに賛同する人も増え、ラベル貼りは地域の障がい者福祉施設が請け負っている。「楽しくておいしくてにぎやかでおしゃれがキーワード。みんながそれぞれの得意分野を生かして作り上げ、みんなでハッピーになりたい。青舞が、ここに住んで良かった、ここに来て良かったと長門の記憶を思い出すものになれば」と西村さん。

 萩の「世界のお酒セレクトショップ SAKAYA」で販売するほか、同社と西村酒店(京都)でも取り扱う(要事前連絡)。問い合わせは同社(TEL 090-9866-3709)まで。

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