廃材と音の新作インスタレーション-YCAM「アンサンブルズ」展

座ったり寝転がったりして作品を楽しむ人の姿も

座ったり寝転がったりして作品を楽しむ人の姿も

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 山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)で開催されているYCAM5周年記念事業「大友良英 / ENSEMBLES(アンサンブルズ)」展に8月23日から、新作インスタレーション「orchestras(オーケストラズ)」が新たに加わった。

奈落にもインスタレーション作品

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 音楽家・大友良英さんと美術作家・高嶺格さんとのコラボレーション作品で、約400平方メートルのスタジオ空間に天井から約500個の廃材やオブジェをつるして、空間内を光線が飛び交うインスタレーションが繰り広げられる。

 天井からつるされている廃材は、家庭や廃校になった学校から集めたもので、扇風機、タンス、傘など、さまざまな廃材やオブジェが頭上にあることで圧倒されるような異空間を作り出している。廃材にはいろいろな記憶が詰まっていることから、同作品に使用したという。

 スタジオ空間に流れるサウンドには、音楽や音だけでなく、ささやき、歌声、携帯電話での会話など、プロ・アマ問わない約200人以上もの人々から録音し、素材として生かした。

 スタジオ地下の奈落スペースにも仕掛けがあり、階段を下りていくと、迷路のように回遊しながら、楽器の部屋、ミラーボールの部屋など、さまざまなインスタレーション展示を楽しむことができる。

 現在、同センターでは館内各所を使って大友さんによる「アンサンブル」をテーマにした4つのインスタレーションを展開中。ポータブルレコードプレーヤーを使った作品「without records(ウィズアウトレコーズ)」には、最新技術のターンテーブルを使用した「ハイファイバージョン」が加わった。8人のミュージシャンによる演奏を映し出す「quartets(カルテッツ)」は9月23日まで。10月11日にはクロージングライブ「Networks」が開催される。

 開館時間は10時~20時。火曜休館(祝日の場合は翌日)。入場無料。10月13日まで。(©マルニ)

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