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宇部の映画館で山田洋次監督、舞台あいさつ 映画「家族はつらいよ」先行上映で

「シネマ・スクエア7」で舞台あいさつする山田洋次監督

「シネマ・スクエア7」で舞台あいさつする山田洋次監督

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 宇部のシネマコンプレックス「シネマ・スクエア7」(宇部市明神町・フジグラン宇部内、TEL 0836-37-2525)で1月24日、映画「家族はつらいよ」の先行上映会が開かれ、山田洋次監督が舞台あいさつに登壇した。

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 同作品は、「男はつらいよ」シリーズ以来約20年ぶりに山田監督が手掛ける喜劇映画で、結婚50年を迎えて突然離婚危機に直面する熟年夫婦と、それをきっかけに3人の子どもたちからそれぞれの不満が噴出し、思わぬ方向へ事態が進むコメディーストーリー。

 山田監督は、15歳から18歳までを宇部・藤山で過ごし、宇部にゆかりがあることから今回の先行上映会が実現。当日は記録的な寒波に伴って断続的な雪と積雪に見舞われる中、約300人が来場した。

 2年ぶりに来宇した山田監督は「うんと楽しくておかしな映画になった。どの家庭でも起こり得るかもしれないストーリー。熟年の妻が夫に離婚届を突き付ける様は、男性にとってはホラー映画かも(笑)」と笑いを誘いながらも、「観客の皆さんが大笑いする映画を作ることは私の夢。今日は大雪の中にも関わらず来場いただいて感謝に堪えない」とあいさつした。

 同上映会を主催した地元サークル「うべYY会」の代表・宮本輝男さんは「今回は山田監督の作品の3度目の上映会で、昨春から準備を進めてきた。(上映できて)今日はうれしい。宇部と山田監督の縁をこれからもつないでいきたい」と話す。

 同作品は、3月12日から全国で公開される。

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