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美祢・厚保にカフェ併設古道具店「あつあつ」 昭和40年代のキッチン雑貨中心に

昭和のキッチン雑貨などが並ぶ店内の様子

昭和のキッチン雑貨などが並ぶ店内の様子

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 美祢・厚保に4月27日、カフェを併設する古道具店「あつあつ」(美祢市西厚保町本郷、TEL 090-1353-7473)がオープンして2カ月がたつ。

広々としたカフェスペースを併設

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 下関出身の林久美子さんが「くつろげる古道具屋」をコンセプトに出店した同店。「骨董(こっとう)品と呼ぶには新しい1960~70年代」の商品を販売するほか、カフェスペースも併設する。

 「インテリアや古道具が好き。時間も人目も気にせず一人で長居できる店を持ちたかった」と林さん。「できる時にやらなければ」と2014年4月に一念発起。県内で物件を探し、交通量が少なく、静かな川沿いに佇(たたず)む古民家での出店を決めた。

 空き家となっていた二軒長屋の内装を約2年かけて改装。古民家の雰囲気を残す店内に陳列するのは、味わいのある古道具、キッチン雑貨や食器のユーズド・未使用品など500点以上。商品の「清潔さ」を重視し、丁寧に洗浄して販売する。中心価格帯は300~500円。

 カフェスペースでは、「はむはむチーズホットサンド」「あんこ塩バターホットサンド」(以上380円)、「あつあつグラタン」(550円)、「今日の甘いもの」(250~350円)のほか、コーヒー、「しょうがソーダ」(以上250円)、「いちご果肉ミルク」「ジョッキコーラフロート」(以上380円)など約20種類を提供。

 「小さな図書館」をイメージした同スペースには、店内で自由に読むことができる2千冊の本を用意した。種類は雑誌、小説、漫画、絵本などさまざま。

 オープンから地元の人を中心に口コミで広まり、カフェの利用者が多く集まっているという。林さんは「カフェを目当てに来た方でも、古道具を懐かしみ、興味を持ってくれている。古道具を目的に来店される方も少しずつ増えてきている」と、開店からこれまでを振り返る。

 「現代の商品にはない模様や色使い、形、長年使った味わいが古道具の良さ。元の用途と違った使い方を考えるのも楽しい。魅力を伝えられるよう、自分自身も勉強を続け、良いお店にしていきたい」とも。

 営業時間は11時~17時。

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