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宇部で「山口きずな音楽祭」初開催へ 亀渕友香さんと映像で共演も

アーティストと市民クワイアのリハーサル(昨年の同音楽祭)

アーティストと市民クワイアのリハーサル(昨年の同音楽祭)

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 宇部市渡辺翁記念会館(宇部市朝日町)で12月2日、音楽イベント「山口きずな音楽祭」が開催される。

市民クワイアの練習の様子

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 同音楽祭は、地域の歴史や誇りなどを音楽によって次世代に伝えるという思いの下、2009年から毎年クリスマスシーズンに山口市で実施。今年は、宇部の発展に功績のある渡辺祐策の名を冠した「渡辺翁記念会館」が開館80年を迎えたことから、宇部で初めて開催する。

 同音楽祭プロジェクト代表の杉本理恵子さんは「昨年は満員の会場でクリスマスを過ごすことができた。山口市民だけではなく、市外や県外の方も多く参加するイベントになり、輪の広がりを感じる。特に宇部からは毎年多くの人が参加し、久保田后子市長も参加された。絆の強さを感じている」と話す。

 同プロジェクトに賛同している日本航空(JAL)山口支店の武知眞一支店長は「宇部で初開催となるこの音楽祭は、宇部市と山口市の文化活動の連結点になり、さらなる地域や人のつながりを創造していくと思う。渡辺翁記念会館というすてきな歴史も大切にしながら、新しくチャレンジする地域の活動を応援していきたい」と話す。

 出演するのは、10月22日に逝去したゴスペルシンガー・亀渕友香さんが中心となって1993年に結成したコーラスグループ「VOJA」から派生したボーカルユニット「VOJA-tension」、レノファ山口の応援ソング「レノファ・ソウル」を歌う「Unlimited tone」、一般公募によって結成される「きずな市民クワイア(聖歌隊)」。

 亀渕さんは2009年の初開催から毎回プロデュースを務めており、今回の宇部公演もプロデューサーとして参加していた。杉本代表は「亀渕さんが以前の同音楽祭への出演で『きずな』という楽曲を歌ってくださった時の映像を会場に投影する予定。亀渕さんのことを思いながら、ステージも客席も一体になって『きずな』を歌いたい」と多くの参加を呼び掛ける。

 14時30分開場、15時開演。入場料は、一般=4,000円、中学生以下=3,000円。

 現在、市民クワイアの参加者を募集している。参加するには、11月12日に「イトオ楽器店」(宇部市神原2)で行われる練習への参加が必要で、10時~12時、13時~15時、15時~17時の3回のうち2回に参加することが条件。参加費は、大人=5,000円、小中高生=3,000円。問い合わせは同プロジェクト(TEL 090-4809‐9452)まで。

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