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美祢の個人宅でバラのオープンガーデン 450種類、間もなく見頃に

新井夫妻が育てているバラは「ピンクが多い」(富子さん)

新井夫妻が育てているバラは「ピンクが多い」(富子さん)

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 美祢・渋倉団地の新井豊春さん宅(美祢市大嶺町西分)の庭で、約450種類500本以上のバラが咲き始めた。

これからバラが見ごろを迎える庭の様子

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 新井さんは定年退職後の2005年ごろから妻・富子さんと趣味でバラを育て始め、バラの種類や本数が年々増加したところ、「庭を見せてほしい」という依頼が増えたことから、毎年バラの見頃に合わせて庭を一般公開し、地元住民やバラ愛好家らを楽しませている。

 バラが咲き誇る庭の美しさは口コミで広まり、福岡県から足を運ぶ人も。近年は観光スポットとして美祢市を巡る観光ツアーのルートにも組み込まれ、富子さんは「2人だけの趣味で始めた小さな庭だが、たくさんの人に喜ばれることはうれしい」と喜ぶ。

 庭の面積は約50平方メートル。品種はポピュラーなものから新品種まであり、さまざまな色や大きさのバラが次々に開花している。豊春さんは、立体的な庭造りにもこだわり、鉢植え栽培だけでなく、ツルを金網やアーチに這(は)わせたり、高さのある「スタンダード仕立て」を取り入れたりと工夫を凝らしている。

 今年のバラも例年通り5月初旬から咲き始め、現在は全体の2、3割が咲いている。富子さんによると見頃のピークは5月20日ごろ。「今年は蕾が多くついていて、例年以上に見応えがありそう」。

 富子さんは「主人は白い花弁の新品種『昴(すばる)』、私はミニバラが垂れ下がる『ウィーピング仕立て』がお気に入り。バラ一本一本の美しさや甘い香り、庭全体の雰囲気を楽しんでほしい」と笑顔を見せる。

 公開時間は10時~17時30分(新井夫妻の在宅時)。入場無料。6月初旬ごろまで。

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