宇部・厚南に1月11日、量り売りセルフスタイルのアイスクリーム店「Reste Palette(リステ・パレッタ)」(宇部市妻崎開作)がオープンした。
店舗面積は13坪、席数は8席。店内は白と薄ピンク、木目調の柱を基調とし、明るく温もりがある色合いにした。「憩いの場所になれば」という意味を込めて店名を「Reste Palette(リステ・パレッタ)」と名付けた。
出店は、同店オーナー折口卓矢さんの母、折口佳代子さんが同店敷地内で営む美容室「Dimple」の利用客から施術中、「小腹がすくね。何か食べたいわ」と言われたことをきっかけに「美容院に来てくれるお客さんに軽食を提供したい」と20年以上前から思い描いていた事業。今回、息子の卓矢さんが母の思いを継ぐ形での開業となった。
「県内初」というアイスの量り売りを始めるに至った経緯について、卓矢さんは「当初は焼きそばやたこ焼きなどの食べ物で出店しようかと思っていたが、模索しているときに福岡でアイスの量り売りをしている店を知り、『まさに自分が開きたかった店だ』と、その店で勉強させてもらった」と話す。メニューやスタイル、店内の内装も福岡の店を模したという。
メニューはアイスのほか、クレープ12種類、焼きそばやたこ焼き、ドリンク7種類を用意。価格帯は120円~450円。アイスは100グラム230円。トッピングにはイチゴやメロンなど10種類の果物、チョコレートソースやきな粉、白玉やマシュマロなどを幅広くそろえた。最終的にはトッピング類を40種類に増やす予定だという。
オープン初日の手応えについて、卓矢さんは「どこにも広告を出していなかったのに、ごった返すくらいの反響があった。こっそりオープンのはずが、たくさんの人に足を運んでもらえてとてもうれしい」と笑顔で話す。「息子に地元に戻ってきてもらえて本当に良かった。これからが大変だろうが、サポートしていければ」と母の佳代子さん。今後については、「メニューもさらに充実させようと試行錯誤している最中。店側の僕らも、来ていただくお客さまもみんなが楽しくなるような店にしていきたい」(卓也さん)と意気込みをみせる。
営業時間は10時~20時。月曜定休。