宇部・山陽小野田のアーティストで成る「アーティストBOX」が3月4日～9日、山陽小野田市文化会館（山陽小野田市大字郡、TEL 0836-71-1000）でコラボイベント「アートのたまてばこ」を開く。開催は初めて。

　地元で活動するアーティストのネットワーク作りや地元文化の活性化、市民の文化交流を目的に同館が立ち上げた同団体には現在、30人が所属。当日は、地元の書道家や華道家、音楽活動をしている人などメンバー10人が参加。書や生け花を展示する空間で音楽を聴き、視覚・聴覚でアートに触れる工夫を凝らす。

　2日目（5日）の音楽演奏「かねしげけんじの歌とピアノのミニコンサート」に出演する金重健次さんは、自身が作詞作曲した7曲を披露する予定。ギター、キーボード、ピアノ、チェロの演奏に、人と人の心のつながりをテーマにした歌詞を乗せる。「1年前から音楽活動しているが、こんなに多くの曲を一度に歌うのは初めて。一人でも多くの人に良かったと思ってもらえるように、気持ちが伝わるように歌いたい」と話す。

　そのほか、3日目（6日）には「生け花体験コーナーも開設。当日先着10人を受け付ける。材料費は500円。

　「アーティストBOX」を立ち上げた同館の廣田由実館長は「3つのジャンルがコラボした芸術を見ていただいて少しでも和んでいただければ。今後もこのようなイベントをしていきたい」と意欲をみせる。

　開催時間は10時～17時。