宇部・厚南区にある「ギャルリー小川」(宇部市厚南区、TEL 0836-41-0005)で6月9日より、山口・徳地在住のクリエーター一家の作品を展示する「いとうさんちの面白バザール」が開催されている。同展は、山口・徳地の山あいの工房「自由創作いとう」で創作活動をしている伊藤さん一家の作品を展示・販売するもの。
伊藤さん一家の父・文男さんは、木工家具や小物を制作している。今回は、ひのきのテーブルやスプーン、バターナイフを出品。母・雅代さんは、染織を制作。雅代さんが自らデザインして織ったタペストリーやコースター、ストールなどを出品。
長男の太一さんは、吹きガラスを制作している。ベネチアングラスのテクニックを使用して「和の温もり」を取り入れたグラスやボール、花瓶などを出品。長女の実起さんは、服飾デザインをしている。アフリカ、バリ、タイなどの旅先で買い付けた布を使って、タイパンツ、バッグ、帽子などを制作。次女の友美恵さんは、焼菓子を出品。フィナンシェ、クッキーなど、日替わりで20種類を用意しているという。また、牛乳パックを使ったリサイクルハガキも出品。
同17日には、アフリカ太鼓の演奏も行われる。太一さん、実起さん、友美恵さんをはじめとした6~7人でバンド「キカラ」を結成しており、アフリカの衣装を着て、アフリカンダンスを交えながら、演奏するという。開始時間は11時30分と13時30分の2回。
伊藤雅代さんは「家族ひとりひとり作るもののジャンルが違うので、ゆっくりと見て回って、楽しんでもらえれば」と話している。同ギャラリーの大田静江さんは「面白バザールは毎年この時期にテーマを変えて開催しているもので、今回はコンセプトに合った伊藤さん一家にお願いした」と話している。
開催時間は11時~17時。月曜休館。6月24日まで。
ギャルリー小川(©マルニ)