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宇部の建設会社が「災害復興支援ファンド」-独自工法で被災地復興支援へ

JVの独自建設技術「ブランチブロック工法」は自然調和型

JVの独自建設技術「ブランチブロック工法」は自然調和型

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 宇部の建設会社「JV(ジェイブイ)」(宇部市新天町1、TEL 0836-35-0556)は1月27日、東日本大震災の復興支援を目的に設立した「ファンド」の募集を開始した。

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 同ファンドは、工期の早い同社独自の建設技術を使って復興のスピードを速めることや、被災した個人宅を直接再建することを目的に昨年12月8日に立ち上げた。

 工期が早く強度にも優れた独自技術「ブランチブロック工法」を持つ同社。同ファンドの流れはまず、同工法を取り入れた復旧工事計画や耐震・耐津波の立体駐車場などを自治体などに提案。工事の一般競争入札後、落札した業者にファンドが建て替え払いをする。その後、自治体から支払われる代金がファンドに還元される仕組み。

 運用益の0.7%は個人宅の住宅再建用に寄付する。寄付先については希望者を募り同社が被害状況を視察。独自に定めた判断基準により優先順位などを決め、現地業者に依頼し工事を行う。地域は限定しないという。

 同社の城光社長は、これまで何度も被災地を訪問した。「現地の様子を目の当たりにする度に当社の工法を生かして復興支援ができないかと考えていた。多くの方に協力いただきたい」と話す。

 同ファンドへの申し込みは1口1万円から。分配は年1回で年利回りは4%を見込む。1年間で100億円を目標とし、運用状況などはネット上で随時公開していく予定。問い合わせは同社まで。

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