宇部・西岐波の明光幼稚園(宇部市西岐波、TEL 0836-51-9223)で2月3日、恒例の「節分豆まき」が行われた。
「火の車に乗って来た」という「赤鬼」と「緑鬼」が園内の教室やホールなど9カ所を巡り、手作りのお面を着けた園児が鬼に向かって豆まきを行う。「自分の中の鬼を追い払い、また一年健やかに過ごせるようにと願いを込めている」と麻生起世園長。
豆まきは、園内アナウンスによる麻生園長の「きゃー鬼が来た、みんな助けて」という悲鳴と、鬼の笑い声と共にスタート。拡声器を持ち「鬼は内」「良い子は好きじゃない、悪い子はいないか」「一緒に鬼が島へ行こう」と言いながら鬼が教室に入ると園児は一斉に悲鳴を上げる。中には泣き出す子も。
鬼は各教室で「悪いこと」をした園児を捕まえ、「お母さんの言うことを守るか」「お友達にいじわるはしないか」などと話しかけ園児と約束を交わす。豆まき後は箸を使い、豆拾い大会を行った。
参加した萩原駿くんは「捕まえられてびっくりした。鬼と約束したから良い子で過ごします」と笑顔を見せた。蔵重和奏ちゃんは「とても楽しかった。赤鬼が来た時はちょっと怖かった」と振り返った。
麻生園長は「『鬼との約束』は効果てきめんで、子どもたちは来年の節分までその約束を守っている。この行事を楽しみにしてくださっている親御さんも多い。今年も大変盛り上がった」と話す。