山陽小野田・厚狭商店街で2月27日、「寝太郎の里おひなさまめぐり」が始まった。
JR厚狭駅在来線口前の商店街沿い約1.5キロの店舗や空き店舗など約50カ所に、昭和初期のひな人形や「さげもん」を展示する同イベント。1999年の新幹線厚狭駅の開業に合わせ地域活性化を目的に始まり、今年で14回目を迎える。
期間中、「街かど美術館」として地元幼稚園児が描いた約200点のおひなさまの絵を店頭に飾り商店街全体でイベントを盛り上げるほか、6カ所を巡るスタンプラリーも実施。各所でスタンプを押し応募すると抽選で地元特産品が当たる。併せて、厚狭図書館(鴨庄)では「ひなまつり資料展」を実施。
1回目から同イベントに携わり、毎年ひな人形などの展示物を手作りしているという山陽商工会議所女性会・会長の小松文子さんは「年々当イベントへの来場者数が増えているように思う。普段はシャッターが閉まっている店もあるが、このイベントの時にはにぎわうので毎年楽しみにしている。一昨年、厚狭地区は大変な水害に遭ったが復興の意味も込めて多くの方に来ていただきたい」と笑顔を見せる。
イベントのメーンとなる3月10日には「スタジオきもの館」での着付け体験や、地元野菜を販売する「軽トラ市」、永山酒造で新酒試飲会や酒かす詰め放題、甘酒の振る舞いなども予定する。
問い合わせは実行委員会事務局(TEL 0836-73-2525)まで。3月11日まで。