宇部・美祢・山陽小野田の産業スポットを観光する「大人の社会派ツアー」の予約受け付けが4月8日、始まった。
同地域の産業観光の推進や地域振興などを目的に、2008年から始まった同ツアー。「産業観光エスコーター」が同行し、6月~12月の間に18コース・35回を実施。昨年は地元からの参加者を中心に山口市や下関市、県外では東京や広島・福岡などから計1600人が参加した。
工場群の夜景を鑑賞する「工場萌(も)え」コースや大理石加工体験など、昨年度からの主要プログラムはそのままに、今秋開催の「UBEビエンナーレ」やブランド食材「宇部牛」を織り交ぜたプログラムも新たに用意する。
「人気のコースはセメントがテーマの『石灰石鉱山と宇部興産専用道路』や美祢で『黒ダイヤ』と呼ばれた無煙炭採掘施設跡と国内初官民共同運営の刑務所で受刑者と同じ食事を食べるツアー」と、同推進協議会事務局・宇部観光コンベンション協会の吉見孝則さん。
予約の受付開始から1週間がたった。初日は約100人からの申し込みがあり、これまでに約200人からの予約を受け付けている。「参加者は毎年伸びてきており、産業観光マニアの間で話題になっているようだ」と吉見さん。「同ツアーの魅力はやはり、普段立ち入ることができない場所を見学できること。各コース内容もブラッシュアップし、より磨きをかけた。ぜひ参加して楽しんでもらいたい」とも。
申し込みはホームページで受け付ける。問い合わせは宇部観光コンベンション協会(TEL 0836-34-2050)まで。