AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」に合わせてダンスを踊る動画が全国的に広がりを見せる中、「山口県宇部市ver.」が完成し、2月14日にユーチューブで公開された。
2000人以上が出演している同動画は、宇部ときわ公園をメーンに山口宇部空港の滑走路や渡辺翁記念会館前、各企業の事務所や現場など市内41カ所で撮影。久保田后子宇部市長や市観光大使、ゆるキャラ「チョーコクン」も参加し、約3分半の動画に66カットを盛り込んでいる。
ご当地PRを目的に全国各地の団体や企業が次々に制作し話題となっている同動画。宇部版は、「宇部の街を元気にしたい」「全国に宇部の笑顔を届けたい」との思いで集まった有志10人が制作実行委員会を結成し、制作費0円で取り組み、企画から完成まで約2カ月で作り上げた。
「約600人が一緒に踊る宇部ときわ公園のシーンは迫力がある」と同実行委員会の斉藤亮さん。「動画の始めと終わりに空港のシーンを使用して、同空港から宇部に降り立ち、市内各地を巡りながら地元の人と触れ合い、また空港から旅立ってもらうようなイメージにした」と話す。
公開日にはANAクラウンプラザホテル宇部(相生町)で完成披露パーティーが行われ、約350人が来場。撮影時のメーキングやNG集などのディレクターズカットも披露され、来場者全員による「恋チュン総踊り」も行われた。
「どの企業の方も快く参加していただき、感謝しきり。『楽しいことがしたい』と始めたが、市内を歩き回り地元の良さをあらためて知る機会にもなった」と斉藤さん。「まずは地元の方に見ていただきたい。宇部を離れた人にも懐かしく思ってもらえれば」とも。