山陽小野田・厚狭で3月20日、4日間で5つのゴルフ場全117ホールを制覇する「第1回 鉄人コンペチャレンジ117」が始まった。主催は山陽小野田市ゴルフ協会。
新幹線が停車するJR厚狭駅から半径5キロ圏内に5つのゴルフ場が密集する山陽小野田・厚狭エリア。ゴルフ場へのアクセスの利便性を生かした新たな試みとして企画した。
初日の競技会場となる「プレジデントカントリー倶楽部山陽」(山野井東、27ホール)には、同コンペに参戦した20~70歳の36人が集結。市内や宇部、山口など県内各地のほか、広島や岡山、長崎など遠方からも参加し、4日間全117ホール制覇に挑戦する。
下関市から参加した40代の女性は「年間100ラウンド回るほどゴルフ好きだが、今回は自分との闘いだと思い参加した(笑)。女性で4日間回るのは私を入れて2人なので、無事に制覇できるように頑張りたい。スコアは650くらいを目指したい」と意気込む。
萩市から参加した40代の男性は「初の試みで、しかも『日本一』ということに引かれた。今はとてもわくわくしている。初めての体験で未知との遭遇だが、最後まで駆け抜けたい」と笑顔を見せる。
4日間を通したスコアで順位を決め、総合優勝者には「シンガポール3泊4日ペア旅行」を贈呈する。そのほか、日ごとのラウンドスコアでも表彰し、リタイアせずに全117ホールを制覇した参加者も表彰する。
同協会会長の伊藤實さんは「これまでに3日間で72ホールを回るコンペは聞いたことがあるが、4日間で117ホールを回るコンペは『日本一』だと思う」と話す。「ゴルフ場がこれだけ密集し、しかもアクセスが良い場所にある所はほかにないのでは。賞品には地元の特産品も用意し、山陽小野田をPRしていく。地域活性化のきっかけにしたい」とも。
同協会では、9月12日から4日間の日程で第2回を開催する予定。