宇部の活性化を目指す若者ボランティアサークル「宇部未来会議」が10月、彫刻作品をデザインした「彫刻クリアファイル」の販売を始めた。
昨年のUBEビエンナーレで大賞を受賞した「Our Love(アワ ラブ)」や宇部ときわ公園の代表的な「蟻の城」、「ロッキング・ドール」などの彫刻をあしらったクリアファイル4種類を製作。4枚を1セットにして1,000円で販売する。
彫刻を活用した地域活性化に取り組む同サークル。クリアファイルの製作は来秋開催される「第26回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」に向け、民間や市民団体が主催する関連事業を宇部市が公募する「WAKUWAKUまちじゅうビエンナーレ支援事業」の一環として取り組んだ。
「『彫刻の街』の土産物として市外・県外に向けてアピールしていきたいという思いと、日常的に使うアイテムに彫刻を盛り込むことで、身近に彫刻を楽しんでほしいという思いから企画した」と同サークルの藤重雅明会長。175セットを作り、10月末からときわミュージアムの売店で販売を始めたところ、1週間で10セットが売れた。
「今後は市内を中心に販路を拡大し、新たなグッズ展開も行っていく予定。半世紀続いている宇部の彫刻の魅力を広く知ってもらいたい」とも。
問い合わせは藤重さん(TEL 090-7503-7370)まで。