山口・西京橋そばの「和カフェ 風香(ふうが)」(山口市中央1、TEL 083-923-8580)で10月18日、自分で作ってその場で作りたてを食べる「手作り風香外郎」の提供を始めた。
同メニューは、国産100%の本わらび粉を使ったういろうをテーブルの上で作り、出来たてをそのまま食べるというもの。本わらび粉、和三盆糖、北海小豆の餡、お湯を自分で混ぜ合わせ、磁器製の容器に流し、テーブルの上の蒸し器で13分間蒸した後、完成したういろうをスプーンで食べる。「手作り風香外郎」(1人前=750円)、「手作り風香外郎」(1.5人前=1,000円)、「トッピング(きな粉・黒ごま・抹茶)」(50円)。
店内で提供するメニューのほか、自宅でもういろうを作ることができるようにと、原材料、容器がセットになったキットも同日販売を開始した。キットは同店のほか、ネット販売や三隅勝栄堂(山口市上竪小路)で販売する。「手作り風香外郎・風(5人前)」(3,500円)、「手作り風香外郎・月(5人前)」(2,700円)など6種類。
山口のういろうは、餡を使用することと、でんぷん質の素材に「わらび粉」を使うのが特徴。本わらび粉100%で作るういろうは、できたてはもっちりとした感じがでるが、時間が経過するほど硬くなり、風味まで損なわれてしまう。同店を経営するジェイエス・カノン(山口市中央)の三隅美奈子社長は開発の理由について、「本わらび粉100%に勝るものはないので、何とか出来たてを食べてもらうように商品化したかった」と話す。
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