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山陽小野田で「現代ガラス展」 大賞は金沢市29歳女性「溜まる場所」

会場には入賞・入選作品を含む68点を展示する

会場には入賞・入選作品を含む68点を展示する

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 「第6回現代ガラス展in山陽小野田」が7月4日、おのだサンパーク(山陽小野田市中川6)で始まった。

29歳女性作家の大賞作品

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 「若手作家の登竜門」として位置付けられるコンペティションとして、3年に一度開かれる同展。地元出身作家の故・竹内傳治さんと同市が協力して2001年に始まり、ガラスやセメントなどの窯業で発展した同市の文化創造として開催している。6回目となる今回は、山陽小野田市誕生10周年記念イベントとして実施する。

 「45歳以下の作家」を応募条件に4月に行われた審査会では、全国から92作品の応募があり、入賞8点・入選54作品が選出された。大賞には、石川県金沢市の作家・保木詩衣吏さん(29)の作品「溜まる場所」が選ばれた。

 会場では、作品にガラスケースは設けずにスポットライトを当て、間近に鑑賞できるように演出。入賞・入選作品と特別出品を含む68点を展示する。

 「今回は全体的なレベルが高かったと審査員の方々から総評をいただいた」と山陽小野田市成長戦略室主任の村田浩さん。「大賞と優秀賞、市長賞の受賞者には20代の作家の方が選ばれたので、まさに登竜門と言える結果になった。ぜひご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。

 きららガラス未来館の技術スタッフで、入選作家の池田香さん(23歳)は、キルンキャストの技法で制作した「海にゆらめく月灯」を出品。海面が月明かりに照らされる情景を表現した。「普段から私が感動した風景などを作品にしている。初めての公募展で入選することができてうれしい。これを励みに今後も意欲的に制作したい」と笑顔を見せる。

 入場料は500円(前売り券=400円)。高校生以下無料。8月23日まで。期間中に開催するイベントの詳細などは同市ホームページで確認できる。

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