宇部の「石けん工房 春風」(宇部市東岐波、TEL 0836-58-5625)が7月13日、完全無添加の新商品「はるほのか萩椿(はぎつばき)美人 BBクリーム」の販売を開始した。
「無添加」をコンセプトに、山口茶や萩の椿油を使ったキャリーオーバーフリーの石けんやローション、クリームなどスキンケア商品を主軸に展開する同社。
販売を始めたのは、「美容液と化粧下地、日焼け止めの機能を合わせ持った」ファンデーション。萩産椿の一番搾りオイルをはじめ、原材料を抽出する段階から無添加の25種類の成分を使ってオリジナルの配合で完成させた。新商品の発売は約3年ぶり。価格は30グラム入りで6,048円。
開発のきっかけについて、同社の赤瀬直子社長は「お客さまから無添加のファンデーションが使いたいという要望も多く、以前から視野にあった。作るなら肌に優しく、肌トラブルで困っている人も使えるものにしたかった」と話す。
昨年秋から約10カ月かけて改良を繰り返し、販売にこぎ着けた。「安心安全なポリシーは変えず、軽く滑らかな付け心地で、毛穴やくすみを隠すカバー力と透明感を追求した。無添加にこだわるが故に使える原料の幅が狭く、レシピには苦労した」と赤瀬社長。
同社では、新商品の販売に併せて既存商品のリニューアルも実施。「お茶石けん」「モイスチャークリーム」「シャンプー」をこれまで使ってきた茶実油からコメヌカ油に変更し、「より高い保湿効果が期待できる」ものにした。
「今後は何年かかけてルースパウダーやリップグロスなども手掛けていきたい。これからも、こだわりは曲げずに安心して使っていただけるものを提供したい」と赤瀬社長。
営業時間は10時~17時。土曜・日曜・祝日定休。