山口・秋穂の水産会社が車エビのつかみどり-炭火で塩焼きも

糸の先に針を付け、いけすの車エビを釣り上げる(写真=プレイベントの様子)

糸の先に針を付け、いけすの車エビを釣り上げる(写真=プレイベントの様子)

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 車エビの販売を手がける「瀬戸内海水産開発」(山口市秋穂東、TEL 083-984-2728)は11月3日より、車エビをつかまえてその場で食べるイベント「車エビのつかみどり」を始める。

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 同イベントは、利用客がいけすに放たれた車エビを手でつかみどりしたり、糸をたらして釣り上げたりするもの。釣った車エビは量り売りで販売し、その場で塩焼きにして食べたり、持ち帰ったりできる。価格は、100グラム(3~5尾)=840円。同社が販売している「車エビのみそ漬け」や「エビフライ」などの加工品も同時に即売し、購入した商品をセルフ形式で、その場で揚げながら食べることもできる。

 車エビは贈答用に使われることがほとんどであることから、家庭や個人でも1尾単位から手軽に食べてもらおうというのが同イベントの目的。同社の小林正和社長は「秋穂は車エビの養殖が盛んだが、気軽に食べられるところがあまりない。車エビを釣って気軽に味わってもらい、ギフトのイメージを覆したい」と意気込む。

 山口・秋穂は、車エビの特産地。同社は、車エビの養殖、直売やネット販売を行っている。世界で最初に車エビの養殖を始めた会社でもあり、敷地内には「えび塚」や「車えび養殖事業発祥の地」の碑も建つ。

 車エビのシーズンは11月~1月上旬であることから、同イベントは12月30日までの毎週土曜・日曜に行われる。開催時間は10時~15時。

瀬戸内海水産開発(©マルニ)

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