宇部・常盤町に10月28日、カレー店「ダブルカリー」(宇部市常盤町1、TEL 0836-39-5805)がオープンした。
8月にオープンしたラーメン店「三代目YUTAKA」の同一店内で、出入り口と店舗スペースを分けて開いた同店。運営は、障がい者の就労支援事業を手掛けるW-Factory(明神町1)。障がいを持つ人の就労場所の創出に取り組む同社が、ラーメン店に次いでオープンした。
店舗面積は約2.5坪。カウンター5席、テーブル席8席。提供するカレーは、兵庫・淡路島産のタマネギを使った「淡路島タマネギカレー」。神戸でホテルシェフを務める同社社長の脇田哲也さんの弟・晶(ひかる)さんが考案したレシピで、神戸仕込みのカレーを提供する。
カレーは、約20種類のスパイスや約4時間炒め続けたタマネギを使い「初めに甘味、後から辛みを感じるインパクトのある味」(脇田さん)に仕上げた。煮込みに2時間、スパイスを炒める作業に3時間など完成までに12時間を費やす。
メニューは「ビーフカレー」(630円)や「カツカレー」(880円)、「空揚げカレー」(815円)や「プレミアムチーズカレー」(741円)、1日10食限定で用意する「半熟卵の焼きカレー」(769円)の5種類を提供する。
「ラーメン店のオープン前から、もう1店開く構想は持っていた。体制が整ったタイミングでオープンにこぎ着けることができた。2店合わせて10人の障がい者の方に新たに働いていただく場ができた」と脇田さん。
「時間のかかる作業も当店では交代でしながら行うことができるので、力を結集してこだわったカレーを作ることができた。当面はランチタイムのみだが、落ち着いたらディナータイムの営業も始めたい。ラーメン店と併せて周知させていきたい」とも。
営業時間は11時~15時。火曜定休。