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美祢にジオパーク認定記念のパン 白・赤・黒の鉱物資源モチーフに

美祢・美東町のパン店「KURA」が販売する「ジオパン」

美祢・美東町のパン店「KURA」が販売する「ジオパン」

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 美祢・美東町の秋吉台リフレッシュパーク内に位置するパン店「Boulangerie Kura(ブーランジェリー クラ)」(美祢市美東町赤、TEL 08396-2-1111)が販売する「ジオパン」が話題になっている。

「大地の恵みを少しでも感じてもらえれば」と同店の多田杏子さん

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 昨年9月、美祢市が「日本ジオパーク」に認定されたことを記念して作った同商品。日持ちがするパンや菓子でジオパークを表現し、同月末から同店で販売している。

 直径4センチのキューブ形で、モチーフにした美祢の鉱物資源である石灰(白)、銅(赤)、石炭(黒)を、秋芳梨のシュトーレン、季節の農産物を練り込むルージュブレッド、美東ゴボウのパンデピスで表現した。

 渋い茶色1色のシンプルな箱の中に、カルスト台地の豊かな大地と青い空を描き、「第一印象の取っつきにくさと、調べるごとに楽しさを見いだせるジオパーク」(店主の多田幸志さん)を連想させる。

 売り上げ個数は、半年で200個を超えた。当初見込んだ土産品としての購入のほか、結婚式の引き出物やイベントの景品としての利用もあるという。価格は1,080円。

 2006年5月にオープンした同店。提供するパンは、カルスト台地の地下水を使い、秋吉台の石灰石が風化してできた赤土で作った手製の石窯で焼き上げる。多田さんは同商品の開発に向けてジオパークの知識を深め、「無意識にやっていたことが大地の恵みとつながっていることに気付いた」という。

 「ジオパークを知ることが自分のパンを見つめ直すきっかけになった。最初の一歩としてジオパンから興味を持ってもらい、美祢の大地の歴史や素晴らしさを伝えたい。地元愛を育んでもらえれば」と期待を込める。

 開店時間は10時30分~17時30分。火曜、第1水曜定休。同商品は事前予約が必要。

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