宇部市中心市街地を流れる真締川周辺で4月9日、桜の季節の水辺を楽しむ「SAKURAまじめ川Fes」が開かれる。
市が推進する「宇部版ミズベリング・プロジェクト」の一環で、真締川の活用とにぎわいの創出に向けた研究を行う「宇部版ミズベリング研究会」が主催するイベントの第2弾。前回の来場者を対象にしたアンケートを参考に、今回はマルシェを中心にイベントを展開する。テーマは「水辺で花見」。
真締川にかかる新川橋で開く「Mizbering Marche(ミズベリングマルシェ)」には、パン店「BENCH」(中央町1)、中華居酒屋「虎の子」(中央町3)、茶葉専門店「chasitsu」(島3)、レストラン「トラットリア サンマルノ」(常盤町2)、洋菓子店「虎月堂」(昭和町3)、生花店「ことり」(上町2)など市内近郊の20店が出店し、飲食物や雑貨、野菜などこだわりの商品を販売。真締川公園には飲食スペースを設ける。
同公園西側には「ミズベリング茶室」を設け、宇部工業高校の生徒らが振る舞う抹茶やお菓子、女子生徒による日本舞踊を楽しむことができる。
そのほか、ヒストリア宇部(新天町1)では「巨大シャボン玉体験」や「折り紙教室」、パイロットやキャビンアテンダントの制服が着られる「JAL KIDS' STUDIO」などを開催。同河川付近をガイドと巡る「大人の水辺散歩」(11時、14時出発)の参加も受け付ける。
宇部市都市建設部道路河川建設課の盛重佳孝さんは「東京での事例を参考に、歩行者専用の橋を丸ごとマルシェにした。この季節ならではの桜と水辺のコラボレーションを楽しんでもらい、普段は気付けない真締川の魅力を伝えたい」と意気込む。
同研究会の山田節子座長は「全世代向けではあるが、大人がゆっくりと花見を楽しめる内容。専門性の高い名店がそろい、広報をする中で期待の高さを感じる。真締川の歴史も発信できれば」とほほ笑む。
開催時間は10時~15時。雨天の場合はヒストリア宇部で開催する。問い合わせは同研究会事務局(TEL 0836-34-8412、同課内)まで。