パークレーン宇部(宇部市昭和町4)内の「コミュニティサロンSANKAI(さんかい)」で2月11日、郷土の歴史を学ぶ「宇部マニアックスさんに聞く 宇部歴史入門講座」が開かれる。
主催は、宇部市が取り組む起業サポートネットワーク事業の一環として、起業家らに向けたセミナーを開く「個人事業主・起業家勉強会 DO UP」。
講師は、市内で働きながら趣味で宇部の情報を探求する山本健二さん。山本さんは約10年前から「宇部の『今』を後世に残したい」と市内各所を巡って取材し、2011年11月にブログを前身とする情報集約サイト「宇部マニアックス」を開設。2016年6月からはフリーペーパー「サンデー宇部」に月1回のコラムを寄稿している。
山本さんにとって初の単独セミナーとなる今回は、宇部の歴史を語るに欠かせない先人として、福原家や渡辺祐策の業績などを伝え、石炭で栄えた宇部の暮らしの変化を紹介。山本さんが撮影した写真をプロジェクターで投影しながら自身の活動や思いについても話し、セミナー後は質問を受け付ける。
山本さんは「宇部で50年以上生きて知識を蓄積し、『宇部スピリット』を知っているつもり。宇部ならではの特異な部分や、偉大な先人がどうやって宇部を作ってきたかを理解することが、ビジネスにも役立つかもしれない」と期待を込める。
同サロンを運営し、DO UPに所属する内海美樹さんは「社会人同士の会話で故郷の話題になることは多く、起業する上で必要な知識だと考えている。山本さんはコアな宇部情報を知る第一人者。事業者に限らず、さまざまな人に参加してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は13時~15時。入場無料。定員15人。申し込み・問い合わせは、同サロン(TEL 090-4899-5991)まで。