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山陽小野田で「ジャムまつり」 自家栽培の無添加ジャム、「作り過ぎ」で特売

志道さんが手作りするジャム

志道さんが手作りするジャム

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 山陽小野田・厚狭のジャム店「手作りジャムの志道(しどう)」(TEL 0836-72-2367)で8月27日、「ジャムまつり」が始まった。

160平米の庭に囲まれた志道さん宅

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 自家栽培した果実を使って無添加のジャムを作る同店。店主は農作物栽培が趣味の志道のり子さん。セブン-イレブン山口厚狭本町店ほど近くの自宅の庭160平方メートルで果物や山菜など多数の農作物を栽培するほか、実家(下関市長府)で夏ミカンを栽培している。

 志道さんがジャム作りを始めたのは約8年前だという。「果実が豊富に収穫できるようになって、最初は自家消費用にジャムを作って、友人にも配っていた。『商品として販売したらいいのでは』との声があって」(志道さん)、2014年に自宅の玄関口で販売を始めた。

 提供するジャムは、砂糖やレモン汁といったシンプルな材料だけを使い、素材の味や色を生かしている。営業日は不定期ながら、のぼり旗とメニュー名を書いたボードを掲示しており、小さな子どもを連れた子育て世代なども来店するという。

 今年はマルベリーやジューンベリー、夏ミカンが特に豊作で、マルベリーは昨年の1.5倍の約300個(1個210グラム)のジャムを作ることができた。「収穫も製造も大変だった。うれしい悲鳴を上げている」と志道さん。豊作でジャムも大量に作れたことから「ジャムまつり」を催して通常より安価に商品を提供する。

 同店のジャムは全種類1個400円(容量は種類によって異なる)だが、今月31日までの期間中、「マルベリージャム」「萩夏マーマレード」「夏みかんマーマレード」を300円、「ジューンベリージャム」「ラズベリージャム」「ももジャム」などの5種類を2個700円でそれぞれ販売する。

 志道さんは「スーパーで商品の成分表を見つめるお母さんを見掛けると、つい声を掛けたくなる。日常使いしやすい価格だと思うので、ぜひ立ち寄ってほしい」と呼び掛け、「今あるものが売り切れ次第、今年の販売が終了するジャムも多い。季節の味を楽しんで」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~16時。

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